【術後1か月】1.26kgの「欲求」が目覚めた日|去勢・抜歯を経てマロンが変わったこと

手術・通院記録

この記事は「術後経過編(4日間レポ)」の続編です。去勢・全抜歯という大きな手術から1か月が経ったマロンに見られた、体重以上に大きな変化を記録します。

去勢・全抜歯という大きな手術から1か月が経ちました。1.26kgという小さな体で、麻酔や痛みに耐えたマロン。術後の1か月は、単なる「傷の回復」以上の、驚くべき変化が見られた期間でした。

この記事でわかること

  • 手術を経てマロンの「食への執着」がどう変化したか
  • 体重が「横ばい」でもポジティブに捉えられる理由
  • 術後はじめてのトリミングで配慮したポイント

1. 痛みと違和感からの解放:食事への執着という嬉しい変化

術後、最も大きな変化はマロンが「自分の欲求を伝えるようになった」ことです。最近では、ご飯の時間になると吠えて教えてくれるようになりました。特に、私が夜勤明けや仕事から帰宅した際のアピールは、以前では考えられないほどパワフルです。

一緒に暮らし始めて5か月目。慣れもあると思いますが、手術前は「吠えてまで何かを欲しがる」というエネルギーさえ残っていなかったのかもしれません。

また、あれほど悩んでいた「食べムラ」も改善の兆しを見せています。以前は一日にわずか6gしか食べない日もあり、絶望的な気持ちになることもありましたが、現在は最低でも15g、多い日はそれ以上を安定して食べてくれるようになりました。

手術前の食べムラとの格闘は、体重管理編の記事で詳しく記録しています。


2. 嬉しい反面、新たな課題も……

「吠えて伝える」という自己主張は、マロンが元気になった証拠としてとても嬉しく受け止めています。しかし、看護師として(そして一人の飼い主として)冷静に考えると、「吠えれば要求が通る」という間違った学習をしてほしくない、という思いもあります。

これからはマロンの精神的な回復に合わせて、適切なコミュニケーションとトレーニングが必要なフェーズに入ったと感じています。

3. アセスメント:体重は横ばい、でも「QOL」は確実に向上している

数値としての体重は、現時点では「1.26kg」から大きな変動はありません。しかし、私はこの「横ばい」という結果を、非常にポジティブに捉えています。

そもそも1.26kgというギリギリの体重で手術に挑んだマロンにとって、術後の侵襲(体へのダメージ)と回復に要するエネルギー消耗は相当なものだったはずです。おそらく、術直後の数日間は1.26kgを下回っていたと推測されます。術後1か月が経過し、「元の体重まで戻し、維持できている」こと自体が、マロンの生命力の勝利だといえます。

獣医師からは「去勢によるホルモンバランスの変化で太りやすくなるのは、術後2〜3か月から」と言われています。今は焦らず、食べる喜びを取り戻したマロンのペースを見守る時期だと判断しています。

4. お迎え3か月目、ようやく叶った「初トリミング」

ワクチン接種、去勢手術、そして全抜歯。お迎えから続いた怒涛のスケジュールをクリアし、ついに「初トリミング」の日を迎えました。ボサボサだった毛がスッキリし、やっと本来のトイプードルらしい姿を見ることができました。

今回のオーダーには、看護師としての「衛生管理」と「シニア犬への配慮」を詰め込んでいます。

  • 顔バリカン(羊カット):全抜歯後、ウェットフードを食べる際に口周りが汚れやすくなりました。また、抜歯の影響か唾液量が増え、毛がベタつきやすくなったため、皮膚の清潔を保つために顔周りは最短にしました
  • 体は8mmバリカン(一部ハサミ仕上げ):あまりに骨ばっているため、全身バリカンは皮膚を傷つけるリスクがありました。トリマーさんと相談し、無理のない範囲で仕上げてもらいました
  • 「嫌がったら即中止」の徹底:7歳のシニア期、かつ術後の病み上がりであることを考慮し、クオリティよりも「短時間で終わらせ、負担を最小限にすること」を最優先しました

仕上がりは、毛の長さが2cmほど残った部分もあり多少のガタつきはありますが、今のマロンにとってはそれがベストな選択。「清潔感」と「マロンの体力」の両立。ボサボサ姿も愛おしかったけれど、スッキリした姿で元気に歩くマロンを見て、ようやく一つの区切りがついたような、晴れやかな気持ちになりました。

まとめ

  • 手術を経て、マロンは「痛みや違和感からの解放」により、食への意欲・自己主張を取り戻した
  • 体重の「横ばい」は、術後の回復エネルギーを考えれば十分にポジティブな結果
  • 術後の体調や皮膚状態に配慮したトリミングで、負担を最小限にしながら清潔感を取り戻せた

同じように痩せ型の犬・シニア犬の手術やケアに悩む飼い主さんの参考になれば幸いです。

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