去勢・全抜歯という大きな手術から1か月が経ちました。 1.26kgという小さな体で、麻酔や痛みに耐えたマロン。術後の1か月は、単なる「傷の回復」以上の、驚くべき変化が見られた期間でした。
痛みと違和感からの解放 食事への執着という嬉しい変化
術後、最も大きな変化はマロンが「自分の欲求を伝えるようになった」ことです。 最近では、ご飯の時間になると吠えて教えてくれるようになりました。特に、私が夜勤明けや仕事から帰宅した際のアピールは、以前では考えられないほどパワフルです。
(ここに動画:吠えてエサを欲しがる様子)
一緒に暮らし始めて5か月目。慣れもあると思いますが、手術前は「吠えてまで何かを欲しがる」というエネルギーさえ残っていなかったのかもしれません。
また、あれほど悩んでいた「食べムラ」も改善の兆しを見せています。 以前は一日にわずか6gしか食べない日もあり、絶望的な気持ちになることもありましたが、現在は最低でも15g、多い日はそれ以上を安定して食べてくれるようになりました。
嬉しい反面、新たな課題も……
「吠えて伝える」という自己主張は、マロンが元気になった証拠としてとても嬉しく受け止めています。しかし、看護師として(そして一人の飼い主として)冷静に考えると、「吠えれば要求が通る」という間違った学習をしてほしくない、という思いもあります。 これからはマロンの精神的な回復に合わせて、適切なコミュニケーションとトレーニングが必要なフェーズに入ったと感じています。
アセスメント:体重は横ばい、でも「QOL」は確実に向上している
数値としての体重は、現時点では「1.26kg」から大きな変動はありません。 しかし、私はこの「横ばい」という結果を、非常にポジティブに捉えています。
そもそも1.26kgというギリギリの体重で手術に挑んだマロンにとって、術後の侵襲(体へのダメージ)と回復に要するエネルギー消耗は相当なものだったはずです。 おそらく、術直後の数日間は1.26kgを下回っていたと推測されます。術後1か月が経過し、「元の体重まで戻し、維持できている」こと自体が、マロンの生命力の勝利だといえます。
獣医師からは「去勢によるホルモンバランスの変化で太りやすくなるのは、術後2〜3か月から」と言われています。今は焦らず、食べる喜びを取り戻したマロンのペースを見守る時期だと判断しています。
お迎え3か月目、ようやく叶った「初トリミング」
ワクチン接種、去勢手術、そして全抜歯。お迎えから続いた怒涛のスケジュールをクリアし、ついに「初トリミング」の日を迎えました。
(ここに画像:ビフォーアフター写真)
ボサボサだった毛がスッキリし、やっと本来のトイプードルらしい姿を見ることができました。 今回のオーダーには、看護師としての「衛生管理」と「シニア犬への配慮」を詰め込んでいます。
こだわりのオーダー内容
- 顔バリカン(羊カット): 全抜歯後、ウェットフードを食べる際に口周りが汚れやすくなりました。また、抜歯の影響か唾液量が増え、毛がベタつきやすくなったため、皮膚の清潔を保つために顔周りは最短にしました。
- 体は8mmバリカン(一部ハサミ仕上げ): あまりに骨ばっているため、全身バリカンは皮膚を傷つけるリスクがありました。トリマーさんと相談し、無理のない範囲で仕上げてもらいました。
- 「嫌がったら即中止」の徹底: 7歳のシニア期、かつ術後の病み上がりであることを考慮し、クオリティよりも「短時間で終わらせ、負担を最小限にすること」を最優先しました。
仕上がりは、毛の長さが2cmほど残った部分もあり多少のガタつきはありますが、今のマロンにとってはそれがベストな選択。
「清潔感」と「マロンの体力」の両立。 ボサボサ姿も愛おしかったけれど、スッキリした姿で元気に歩くマロンを見て、ようやく一つの区切りがついたような、晴れやかな気持ちになりました。



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