【体験記】エンタイス内服3週間、副作用と摂取量の変化を記録してみた

投薬記録

この記事は「【体験記】エンタイスを1週間使ってみた」の続編です。1週間の記録に続き、内服3週間時点での摂取量の変化と、気になる副作用の有無を看護師目線で詳しくチェックしています。

お読みいただく前に
この記事は一家庭の観察記録であり、自己判断での使用・投薬量の調整を推奨するものではありません。副作用が疑われる場合は、必ずかかりつけの動物病院にご相談ください。

「薬を飲ませても、結局食べてくれない」

食欲不振の愛犬と向き合っている飼い主さんなら、一度はこの壁にぶつかったことがあるのではないでしょうか。うちのマロン(トイプードル)も例外ではなく、ミルタザピンからエンタイスに切り替えてから、ようやく手応えらしきものが見えてきました。

とはいえ、劇的に解決したわけではありません。効果もあれば、うまくいかない日もある。副作用らしきものも観察されています。この記事では、看護師として日々の「観察記録」をつける感覚で、エンタイス内服3週間の実態を赤裸々にまとめます。まだデータとしては3週間分と短いですが、同じ悩みを抱える飼い主さんの判断材料になれば嬉しいです。

この記事でわかること

  • エンタイス内服3週間で、摂取カロリーがどう変化したか
  • 投薬グッズ・タイミングの試行錯誤で見えてきたコツ
  • 添付文書に記載された副作用と、実際の様子を照らし合わせたチェック結果

1. これまでの経緯

マロンは持病の関係で食欲不振が続いており、まずミルタザピンを試していました。6月の摂取カロリーは平均111kcal。日によって30kcal台まで落ち込む日もあれば、180kcalを超える日もあり、波の大きさが課題でした。

6月24日からエンタイスの内服に切り替え、7月は平均133kcalまで底上げすることができています。

なお、摂取量はグラム単位で記録しています。使っているのはタニタのデジタルクッキングスケールです。わざわざペットフード用スケール買わず、日常で使っているものを活用しています。

2. 投薬方法の試行錯誤

最初の1週間は処方されたシリンジで0.15mLを直接口の中に投与していましたが、無理やり内服させられることに対して抵抗するようになり、内服を強く拒否するようになりました。

そこで、スプーンに薬を出して舐めさせる方式に切り替えました。エンタイスにはバニラのような匂いがついているのですが、マロンはあまり好みではないようで、顔をそむけます。それでも、シリンジよりは抵抗が少なく、今のところ、この方式で落ち着いています。

投薬グッズとの相性は個体差が大きいところなので、シリンジを怖がる子には、スプーンやちゅーるタイプの容器に混ぜるなど、別の投与方法を試してみる価値はあると思います。

3. 投薬ルール

内服は基本的に18時ごろに行っていますが、以下のルールを設けています。

  • 18時までにその日の目標摂取量を達成できていた場合は、内服をスキップする
  • 生活リズムを変える内服はさせない(夜勤前は食べる分だけ、無理やり食べさせない)

留守番中に食べない・飲まないという課題そのものについては、こちらの記事でも詳しく記録しています。

4. 摂取量の波と疲労の関係

データを取っていて気づいたのが、摂取量の波には疲労が大きく関わっていそうだという点です。

旅行での長距離移動や、トリミングなどの非日常的な出来事があった日は、エンタイスで食べ始めのきっかけは作れるものの、最初にまとまって食べた後は疲れて寝てしまい、その後の摂取量が伸びません。

逆に、私が休みで一日自宅にいて、マロンと一緒に過ごせた日は、夕方の内服時間までに目標量を達成できることもありました。

薬の効果だけでなく、生活リズムの乱れや、飼い主と一緒に過ごせる安心感のようなものも、摂取量に影響しているのかもしれません。これは、他の食欲増進剤を使っている飼い主さんにも共通する気づきなのではないかと思います。

5. 副作用について

エンタイスの添付文書には、以下のような副作用が報告されています。

一般的な副作用には、下痢、嘔吐、血中尿素窒素の上昇、多飲症、唾液分泌過多があります。まれな副作用として、腹部の不快感、鼓腸、吐き気、胃のむかつき、血中リンの上昇・クレアチニンの上昇、無気力や抑うつ状態が報告されています。副作用が認められた場合は、速やかに獣医師の診察をお受けください。

引用:ペットのおくすり うさパラ エンタイス15mL https://usapara.pet/product/UP18344

これを踏まえて、マロンの状態を一つずつ照らし合わせてみました。

添付文書記載の副作用頻度マロンの様子
下痢一般的なし(以前よりやや柔らかめの普通便)
嘔吐一般的なし
水分摂取量増加一般的少し増えたかも(120〜150mL/日)
ドライフードの摂取量が増えたせいかも?
唾液分泌過多一般的抜歯後唾液が増えたので、判断しづらい
腹部の不快感まれなさそう
鼓腸まれ見た目のお腹の張りはなさそう。
抱っこしたときにお腹がゴロゴロ聞こえる時がある。
吐き気・胃のむかつきまれなし
血中尿素窒素の上昇一般的血液検査していないため不明
血中リン上昇まれ血液検査していないため不明
クレアチニン上昇まれ血液検査していないため不明
無気力・抑うつまれなし(普段通り遊ぶ)

体重は1.38kg〜1.4kg程度なので、1日100〜130mlの飲水量は体重比でみるとやや多めに感じています。ドライフードの摂取量が増えたことで飲水量が増えた可能性も否定できないため、現時点でこれがエンタイスの副作用によるものかどうかは断定できません。次回受診時に相談してみようと思います。

排便回数についても、以前は1日1回だったのが2回に増え、以前よりやや軟便気味です。ただし、下痢と呼べるような状態には至っていません。

6. 体重・排便の推移

  • 体重:1.38kg〜1.4kgの間で推移
  • 排便回数:1日1〜2回
  • 便の状態:やや軟便傾向だが、下痢ではない

7.薬が足りない

マロンが内服する量は、1回あたり0.15mLです。30日分処方されたので単純計算で4.5mL入っています。ロス分も含めて少し多めに入れてくれているとは思います。しかし、薬がベタベタするので、シリンジの周りにもしっかり薬が付着してしまいます。毎回シリンジを洗っているので、毎回少量ずつ洗い流してしまっています。3週間ほど経ちましたがほとんど薬が残っていません。明日なくなるかもしれないとドキドキしながら内服させています。

まとめ

エンタイス内服から約3週間、摂取カロリーの平均は6月の111kcalから7月は133kcalまで改善しました。ただし、これは薬の効果だけでなく、投薬タイミングの工夫や、疲労・生活リズムとの兼ね合いを試行錯誤した結果でもあると感じています。

副作用については、下痢・嘔吐・無気力といった明確な症状は見られないものの、多飲や排便回数の増加など、断定はできないもののやや気になる変化も出てきています。

内服開始からちょうど1ヶ月で受診を予定しているので、その結果(体重の推移、血液検査の必要性の有無など)も含めて、次回の記事でご報告したいと思います。

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